昭和34年9月、明治以降最大の被害を出したと言われる伊勢湾台風が中部地区を襲いました。
死者行方不明者5041人、被害家屋57万戸という大惨事でした。
林八百吉でも会社の工場や取引先の床上浸水等により200万以上の損害となりました。
帽子業界に中には、多大な被害を出したところも多くみられました。
昭和35年、台風の後片付け後すぐ1月には春夏の展示会を、8月には第一回になる秋冬展示会を開いたのです。
林八百吉商店は、真田帽子の製造販売から出発しているので
どうしても春夏物に重点が置かれていたのですが、徐々に秋冬物を広げていきました。