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128年の歴史㉔

戦後、病気のため先に召集解除となっていた幸次郎は、

工場も倉庫も焼け落ち、売るべき商品も、帽子を作る設備もない中

人々が日々の生活に必要最低限のものを仕入れて販売することから始めたのです。

日用品は生産する人がいても、名古屋の問屋街が空襲で焼かれてしまい、

まとめて売る人がいない状況だったのです。

日用雑貨で手に入るものは何でも取り寄せ、

終戦から3か月後には野立町の焼け残った本家で日用雑貨の店を開店させました。

 

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