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帽子の歴史:木型①

明治20年、本格的に帽子の国内製造がはじまりました。

帽子製造に欠かせない木型も当初は帽子とともに輸入されていました。

しかし欧米人のように作られた木型は、日本人の頭の形には合いませんでした。

一般的にはイラストのように欧米人は楕円型で小さく、

日本人は基本丸型でサイズも大きかったのです。

そこで木工の丸物加工技術を持つ棒屋が、帽子製造業者の依頼で木工を削り日本人の頭に合うように調整しました。

木型は堅木の欅や桜が材料とされています。

 

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